はじめに
はじめまして。
Meltの代表をしております日高と申します。
おかげさまで2022年12月にMeltを正式リリースしてから一年以上が過ぎました。日頃よりMeltをご愛顧いただいている皆様ありがとうございます…!
最近、みなさまから「Meltってどんなブランドなの?ブランドの世界観って?」といった声をいただくようになりました。
そこで、新シリーズのリリースもようやく目の前にきたこのタイミングに合わせ、Meltのことをより深く知っていただくために定期的に記事を上げていくことにしました。
まずはMeltの始まりから記事にできたらと思います!少し長くなるかも知れませんが、皆様に楽しんでいただけますと嬉しいです🙇♂️
Meltのコンセプト誕生
フレグランスブランドを立ち上げる際に、改めて「なぜ自分は香りが好きなのか」を考えてみました。
雨上がりに漂うアスファルトや、
散歩中にふわっとやってくる金木犀の香り。
その香りを感じた瞬間に、なんでもなかった時間が特別なものに変わって、幸せな気持ちで心がとろけてしまう。
その「心がとろけるような時間」が大好きだから、香りが好きなんだと気づきました。
私たちもそんな時間を届けられるようなブランドになりたいという想いから、コンセプトを「心とろける、Meltな時間」に、ブランド名を「Melt」に決めました。
「お香」を1st productにした理由
「なぜお香にしたの?」とよく聞かれます。
香水やキャンドル、ディフューザーなどフレグランスの製品はたくさんありますが、 そんな中で私がお香を選んだのは、
「お部屋で香りを楽しめる」
「お香にしか出せない香りがある」
「火を灯して煙を眺める非日常の体験」
という3つの理由でした。
「お部屋で香りを楽しめる」
私がブランドを始めたタイミングは、ちょうどコロナ真っ只中。
「リモートワークで誰とも会えず、暮らしに色がなくて辛い・・・」という知人の声がとても印象的でした。
このタイミングでブランドをリリースするなら、お部屋の中に彩りを届けられるような商品にしよう。そう決めました。
部屋の中で香りを楽しむものとして上がった候補は、ディフューザー、キャンドル、お香。それぞれに良さがありますが、中でも面白いと思ったのは「お香」でした。
「お香にしか出せない香り」
仏教とともに伝来し、日本の風土や文化に合わせ、日本独自の香りへと作り上げられた「お香」
日本に住むほとんどの人は日常的にお香を焚かずとも、その香りはなんとなく懐かしさを覚えるはずです。
一方で現代は西洋的な暮らしの浸透とともに、お部屋の香りも香水のように華やかなものが多く用いられるようになりました。
この西洋的な香りに、日本に受け継がれる「香」の香りを組み合わせたら華やかさと懐かしさが共存する新しい香りが作れるのでは?
そんな想いが芽生え、お香に惹かれていきました。
「火を灯し、立ち上る煙を見る非日常体験」
香りもですが、お香を使用する際の所作もとても好きでした。
火を灯し、手で仰いで煙をくゆらせて。
ゆたっと椅子に腰掛けて眺めると、立ち上る煙。
香りもとても大切ですが、私たちが届けたいのは「心がとろける時間」。
そのためには、使う際の体験や空間そのものの演出がとても大切だと考えていたので、1st productを「お香」にすることに決めました。
おわりに
ここまで読み進めてくださった皆様、本当にありがとうございます!
商品が出来上がるまでを書き上げる予定だったのですが、想定以上に長くなってしまったので、記事を数本に分けようかと思います💦
次回の記事では、パッケージデザインや香りなど、商品がどう出来上がっていったのかについてお話しさせていただきます。
ぜひお楽しみにお待ちくださいませ!